個人再生の成功率はどのくらい?失敗しないためのポイントを解説

この記事でわかること
  • 個人再生の成功率は高い。正しく手続きを進めればほぼ成功する
  • 手続きを進める過程でいくつかの失敗パターンがあるので要注意
  • 個人再生が失敗する原因は債務者側の理解・経験不足によるもの
  • 成功率を上げるためには債務整理に強い弁護士や司法書士への依頼が最善である

この記事は以下のような方にオススメです!
・個人再生の申立てを弁護士や司法書士に依頼すべきかお悩みの方
・個人再生の成功率と失敗率を知りたい方
・個人再生が失敗する原因と失敗しないためのポイントを知りたい方

借金を整理するために個人再生を検討している場合、どのくらいの確率で成功しているのか気になる方は多いでしょう。個人再生は借金の元本を大幅に減額できるメリットがある一方、債務整理の中でも非常に複雑な手続きを伴います。

時間と手間をかけて個人再生をするなら、どうすれば失敗を回避できるのかあらかじめ知っておくとよいでしょう。

この記事では、個人再生の成功率をお伝えするとともに、手続きに失敗しないためのポイントをご紹介します。

個人再生は100%成功するとは限りません。しかし、失敗の原因を抑えることで成功率を高めることが可能です。
個人再生の成功率と失敗する原因を確認していきましょう!

個人再生の成功率は90%を超える

毎月の返済が苦しくて生活がままならないため、個人再生で借金を減らしたいと考えています。

個人再生は成功率が高いと聞いたのですが、実際のところどのくらいの確率で成功しているのか教えてほしいです。

借金問題の解決のために個人再生を検討されているのですね。

個人再生が成功すると、マイホームなどの高価な財産が処分されることなく、借金の元本を大幅に減らせます。減額の程度は借金総額によって異なりますが、元本の5分の1〜10分の1程度まで減額可能です。

おっしゃるとおり、個人再生は成功率の高い債務整理といえます。

小規模個人再生の手続総数における手続終結数の割合は、平成30年度は約92.3%、令和元年度は約93.9%でした。正しく手続きを進めれば、個人再生は高い確率で成功します。

小規模個人再生総数廃止不認可取消し終結棄却・却下取下げ
平成30年度11473356221059325440
令和元年度12628312411186032355

【出典】:裁判所 平成30年度司法統計 第109表令和元年度司法統計 第109表

個人再生の成功率はそんなに高いのですね!

はい、統計上では90%を超える成功率です。

なお、上の表の「取下げ」は必ずしも失敗とは限りません。債務者の経済状況が改善され、個人再生をしなくても借金返済の目処が立ったということも考えられます。

なるほど。「取下げ」が失敗とは限らないことを考えると、個人再生の成功率はさらに高くなりそうですね。


【成功のポイント】

・個人再生の成功率は90〜95%程度
・個人再生は正しく手続きを進めていけば高い確率で成功する


個人再生が失敗するパターン

 個人再生は成功率が高いとわかりましたが、少ないながらも失敗している人はいるってことですよね…。個人再生が失敗するのはどんなときですか?

個人再生の場合、債務者が申し立てをしてから再生計画が認可されるまでおよそ半年かかります。最終的に再生計画が確定すれば、3〜5年かけての計画返済が始まります。

個人再生が失敗するパターンとして、まずは申し立ての内容に不備があり手続きの開始条件を満たさないことが挙げられます。これは上の表の「棄却・却下」にあたります。

申し立てさえ認めてもらえないことがあるのですね…。

そうですね。個人再生について正しく理解していれば不備なく申し立てられるはずですが、少なからず「棄却・却下」に該当する人は毎年いらっしゃるようです。

次に、何らかの事情で再生計画案が作成できないパターンです。再生計画案がなければ個人再生が成り立たないため、手続きは途中で打ち切りになります。上の表で言う「廃止」ですね。

個人再生の手続きが廃止されるのはどんな事情があるのですか?

たとえば、財産隠しと疑われるような行為が発覚した場合、認可に値する再生計画を作成するのは不可能と判断された場合です。再生計画案が期日までに提出されなかった場合も廃止されます。

また、期日までに提出できても、裁判所が必ずしも再生計画案の内容を認めるとは限りません。会社を退職して収入の見込みがなくなるなど、再生計画を履行する資力がないとみなされれば「不認可」となります。

再生計画案が認可されるまで油断ならないということですね…。

再生計画案が認可されても、計画どおりに返済できなければ「取消し」される可能性があります。認可後に滞りなく返済していくことを前提とした手続きのため、返済を怠ると個人再生は失敗してしまいます。


【失敗するポイント】

・棄却・却下:個人再生の申し立てに不備があった場合
・廃止:何らかの事情で再生計画案が作成できない場合
・不認可:再生計画案の内容が不適当だと判断された場合
・取消し:再生計画を履行できない場合


個人再生の成功率を高めるポイント

個人再生の手続きを進めていく中にはさまざまな失敗パターンがあるのですね。

個人再生が失敗してしまうのは、債務者側の個人再生における知識や経験が乏しいことが原因だといえます。個人再生の手続きは複雑なため、法律の規定や手続きの流れを正しく理解していなければ、スムーズに進めていくことは難しいでしょう。

個人再生は難易度が高い印象を受けました…。成功率を高めるためのポイントや注意点はありますか?

やはり、債務整理に精通した弁護士や司法書士に相談し、サポートを受けながら手続きを進めていくのが最善でしょう。

手続きの過程で作成する再生計画案は、裁判所が認可に値するものでなくてはなりません。弁護士や司法書士の助言を受けることで、法律の要件を満たした適正な再生計画案を作成できるため、個人再生の失敗リスクを大幅に減らせるでしょう。

なるほど。いくら個人再生の成功率が高いとはいえ、法律知識に乏しい個人が手続きを進めるのは難しいということですね。


【成功率を高めるポイント】

・個人再生が失敗する大きな原因は手続きにおける知識や経験が乏しいこと
・成功率を高めるには債務整理に精通した弁護士や司法書士に相談・依頼する


まとめ

個人再生の成功率は高く、90〜95%程度の確率で成功しています。しかし、法律の規定や手続きの流れを理解していなければ、個人再生の手続きを進めていく中で失敗パターンに該当してしまう可能性があります。

個人再生の成功率を高めるには、債務整理に詳しい弁護士や司法書士に相談・依頼するのが最善です。法律の専門家からのサポートを受けることは、借金問題解決への近道になるでしょう。

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