リボ払いは任意整理できる!債務整理で減額する方法を解説

リボ払いは任意整理できる

複数のカードローンやクレジットカードの支払いが重なり、月々の返済が困難になってきた場合、債務整理をすることで借金の負担を減らすことができます。

実は、クレジットカードのショッピング利用分のリボ払いも、債務整理が可能です。今回は、クレジットカードのリボ払いを債務整理する方法について解説します。

ショッピングのリボ払いも債務整理できる

債務整理は、カードローンやクレジットカードのキャッシングだけでなく、クレジットカードのショッピング枠のリボ払いも対象となります。

リボ払いはどのように債務整理ができるのか、まず債務整理について簡単にご紹介します。

【まずはおさらい】4つの債務整理

債務整理とは、借金の減額や免除、利息のカットなど、借金の負担を軽減できる手続きのことです。

債務整理には4つの種類があり、それぞれの特徴は以下の通りです。

任意整理個人再生特定調停自己破産
裁判所での手続き不要必要必要必要
借金の減額利息カット程度5分の1程度まで減額利息カット程度全額免除
個人信用情報に記録が残る期間5年5年~10年5年5年~10年
官報への掲載なしありありなし
財産の処分必要なし車のローンが残っていて所有権が自分にない場合は引き上げられる必要なし生活に必要な最低限の財産以外はすべて処分される

任意整理とそのほかの債務整理との大きな違いは、裁判所を通すことなく債権者と交渉する点です。そのため、任意整理の手続きは3ヶ月から半年程度ですが、個人再生や自己破産では6ヶ月から1年半かかるケースもあります。

クレジットカードのショッピング利用分のリボ払いを対象とした債務整理では、利息や遅延損害金のカットが可能となる、この任意整理が利用されています。

なお、過払い金請求も債務整理として紹介されることがありますが、厳密には“過去に払い過ぎた利息の返還手続き”ですので、ここでは説明を省きます。

リボ払いは任意整理がおすすめ

任意整理は借金を大きく減額することはできませんが、将来的な利息をカットしてもらえる可能性が高く、それだけでも負担はかなり軽減されます。

また、任意整理は裁判所を通さずに手続きすることができるため、周囲に知られずに済むという大きな利点もあります。

【注意】キャッシング枠も対象になる

クレジットカードのショッピング枠のリボ払いを任意整理する場合、キャッシングも利用していると、その分も任意整理の対象になります。「ショッピング枠だけを任意整理する」ということはできないので注意してください。

なお、キャッシングの利用で過払い金が発生していた場合、返還分でショッピング枠の借金が相殺できるのであれば、個人信用情報に記録は残りません。

リボ払いの仕組みと危険性

リボ払いは、「気づけば支払いができなくなっていた」というリスクがとても高い支払い方法です。では、リボ払いの仕組みを確認しながら、もう少し具体的に危険性について解説します。

リボ払いの3つの仕組み

リボ払いはクレジットカードのショッピングの支払いだけでなく、カードローンなどのキャッシングでも採用されている方法です。

基本的に3つの支払い方式があり、それぞれの違いについて以下の通りです。

内容
定額方式 事前に設定した一定額を毎月支払っていく方式。下記の2つの方式がある。

  • 元利定額方式
    毎月の支払金額の中に手数料が含まれている
  • 元金定額方式
    手数料とは別に毎月一定額の支払いをする
残高スライド方式毎月の残高に応じて支払額が変動(スライド)する方式
定率方式利用残高に対して一定の割合をかける方式

定額方式は常に一定額を支払うのに対し、残高スライド方式は、残高に応じて支払額が増減します。

どの支払い方法を採用しているかはクレジットカードごとに異なるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

リボ払いと分割払いの違い

分割払いは、買物をした金額を指定の回数に分けて支払う方法です。指定した回数で必ず支払いを終える必要があるため、分割回数を少なくするほど毎月の支払い負担は大きくなります。

一方、リボ払いは、買物金額にかかわらず、毎月指定した一定額を支払い続ける方法です。いくら高額な買物をしても、毎月の支払額は常に一定になります。

リボ払いの3つの危険性

リボ払いは毎月の支払額が一定になるため、家計の管理がしやすいというメリットがある反面、それ以上に注意しなければならない3つのリスクがあります。

1.支払いが楽なので買物をしすぎる

高額商品を購入しても、リボ払いでは常に毎月の支払額が一定であるため、気分的に余裕ができてしまい、つい買物をし過ぎてしまうという危険性があります。

買い物をするたびに残高は増えていくのに、毎月の支払い額が常に同じでは、なかなか支払いが終わりません。リボ払いにする場合は計画的に利用する必要があります。

2.未払い残高を把握しにくい

毎月の請求額が一定だと、そのつど利用明細を確認することもなくなり、未払い残高がどのくらいあるのか把握しないまま使い続けてしまうというリスクがあります。

請求額はいつも同じでも、カードを使っていれば未払い残高は増えていくということを意識しながら利用することが大切です。

3.リボ払い手数料が高い

リボ払いの手数料率は15%程度に設定されている場合が多く、毎月の支払額が少ないと支払期間が長くなり、その分手数料がかさんでいきます。

リボ払いは未払い残高を把握しにくいため、無計画に使い続けることで雪だるま式に支払い総額が増えていく危険性があることを覚えておきましょう。

リボ払いを任意整理するデメリット

リボ払いを任意整理すると、返済負担を軽減することはできますが、借金そのものを大きく減額することはできません。

そのほか、いくつかのデメリットが存在します。

個人信用情報に事故情報として記録される

任意整理をすると、個人信用情報に事故情報として5年間記録が残ります。いわゆる「ブラック」状態のことで、記録が残っている限り、あらゆるローン審査に通過することができません。

新たなクレジットカードの審査や、スマホ本体の分割払いの審査などにも通らなくなりますので、生活に少なからず影響が出てしまうでしょう。

クレジットカードが止められる

個人信用情報の事故情報は他社にも共有されるため、任意整理後は、対象のクレジットカードだけでなく、他社のクレジットカードも利用を止められてしまう可能性があります。

場合によっては、保有しているすべてのカードが使えなくなるケースもあります。

任意整理をしたカード会社が使えなくなる

任意整理をした対象のクレジットカード会社では、個人信用情報の記録が消えたあとに再度契約をしようとしても、審査に通らない可能性が高くなります。

カード会社では個人信用情報とは別に、社内データとして事故情報を半永久的に残しているためです。任意整理後にクレジットカードの契約をする場合は、任意整理をした対象のカード会社以外にしてください。

リボ払いを任意整理するメリット

任意整理は裁判所を通さずに手続きができる以外にも、複数の利点があります。具体的なメリットを確認しましょう。

将来利息をカットできる

リボ払いを任意整理することで、将来にかかる利息や遅延損害金をカットしてもらうことも可能です。

リボ払いは手数料がかなり高いため、任意整理をすることで、支払い負担を大きく軽減できる場合もあります。

返済期間も交渉可能

任意整理では、利息カットだけでなく、交渉次第では返済期間を延ばしてもらうことも可能です。交渉次第となりますが、返済期間を延ばすことで毎月の返済負担をさらに軽減させることができます。

ただし、返済期間が長くなるほど利息も増えることを認識しておきましょう。

財産を処分する必要がない

任意整理では、自己破産のように財産が処分されてしまう心配はありません。

自宅や車など、処分したくない財産がある人も安心して手続きを進めることができます。

クレジットカードを任意整理する場合に注意したい4つのポイント

リボ払いを任意整理するにあたって、事前に知っておきたい注意点があります。4つの注意点を確認した上で、手続きを進めましょう。

1.「カード払い」の支払いがあれば変更が必要

任意整理をことでクレジットカードが使用できなくなると、そのクレジットカードに設定してある公共料金や各種支払いもできなくなります。

手続きを行う前に、任意整理の対象としない別のクレジットカードや、銀行引き落としにするなど別の支払い方法へ変更しておきましょう。

2.家族カード・ETCカードの停止

任意整理をすることで、クレジットカードに紐づいているETCカードや、家族カードも使えなくなります。

任意整理手続きの前に、家族にも、家族カードが使えなくなることを知らせておきましょう。

3.クレジットカードのポイントを使っておく

任意整理をすればクレジットカードは強制解約となるため、ポイントを集めていた場合は、全て使えなくなります。

早めにポイントの交換手続きなどをしておきましょう。

4.未払い商品は回収される可能性も

購入した商品が分割払いなどでまだ支払いが終わっていない場合、そのクレジットカードを任意整理すると、商品を引き上げられてしまう可能性があります。

クレジットカードの利用明細を確認し、分割払いが終わっていない商品がないかチェックしておきましょう。

リボ払いを任意整理した人の体験談

ではここで、実際に任意整理した人の体験談をご紹介します。

【35歳 会社員 男性】
「クレジットカードや会社消費者金融のリボ払いによる支払いが月に60,000円でしたが、任意整理をした後には50,000円まで抑制する事が出来ました。受任通知を送付してもらってから支払い再開までの期間が約半年ありましたので、その間に携帯電話や生命保険の見直しをする事が出来ました。そのため任意整理をする前と後では、クレジットカード会社や消費者金融への支払い金額を捻出する負担感が全く違いました。」

【29歳 主婦 女性】
「任意整理をする前は電話もポストを見に行くことも怖かったです。ですが、長年支払いをしていたので相手方の会社にも支払いすることも出来て気持ち的にとても楽になりました。本当に自ら告白しないと任意整理って人には分からないもんだなとも思いました。」

※クラウドワークス:2021/10/08アンケート回答による

任意整理は弁護士や司法書士に依頼するのがおすすめ

任意整理の手続きは自分でも行うことができますが、債権者との交渉は、専門家に対応してもらうことで、よりスムーズに進めることができます。

ここでは、弁護士や司法書士に任意整理を依頼するメリットをご紹介します。

督促を止めることができる

弁護士や司法書士に任意整理手続きを依頼すると、弁護士・司法書士は、債権者に対して受任通知を送ります。

受任通知とは、債務者の代理人になったことを債権者に知らせるもので、通知を受け取った債権者は、その後債務者に対して督促をすることが法律で禁止されています。

また、返済も一時的に止めることができますので、督促や返済を気にすることなく手続きに専念することができます。

債権者との交渉などすべてお任せできる

専門知識の少ない債務者が一人で債権者と交渉をすると、債権者に有利な条件で手続きされたり、交渉を受けてもらえなかったりする場合もあります。

経験豊富な弁護士や司法書士であれば、債務者にできるだけ有利になるように交渉を進めてくれるので安心できます。

自分にあった債務整理の方法を提案してもらえる

任意整理を考えて専門家に相談をした場合でも、その人の借金の金額など状況によってはほかの債務整理方法の方が良いケースもあります。

自分自身ではその判断がつきにくいため、専門家に相談することで、自分に合うベストな債務整理の方法を提案してもらえるでしょう。

まとめ

クレジットカードのショッピングリボ払いは、任意整理で支払いの負担を減らすことができます。ただ、債務整理は少なからずリスクがあるため、手続き前に様々な注意点をしっかり確認してください。

また、専門家に依頼することで煩雑な手続きを任せることができますので、借金の返済に悩むようになったら、弁護士や司法書士に相談してください。

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