闇金の違法取り立ての方法と今すぐ取り立てを止めるための対処法

闇金の違法取立ての方法と今すぐ取立てを止めるための対処法

監修 田中 陽介
/司法書士法人ジェネシスWEST 代表

大阪司法書士会所属 第4466号、簡裁認定番号 第912164号
司法書士として活動して以来、借金問題や債務整理に積極的に取り組む。悪質な闇金問題の解決実績と経験は専門家の中でもトップクラスを自認。闇金に悩む人の救済をライフワークとして日夜奮闘中。

大阪司法書士会所属 第4466号、簡裁認定番号 第912164号
司法書士として活動して以来、借金問題や債務整理に積極的に取り組む。悪質な闇金問題の解決実績と経験は専門家の中でもトップクラスを自認。闇金に悩む人の救済をライフワークとして日夜奮闘中。

この記事でわかること
  • 闇金は弱みにつけ込んだ違法取り立てをおこなう
  • ソフト闇金の優しい取り立てに騙されてはいけない
  • 闇金は逮捕されることをもっとも恐れる
  • すぐに取り立てを止めるには弁護士・司法書士に相談すること

闇金はお金を借りた人の弱みにつけ込んで、様々な取り立てをおこないます。しかも、その取り立て方法は違法な手口ばかりです。そもそも、闇金は非合法金融ですので、本来、取り立てを受けても応じる必要はないのですが、多くの人が「借りては返す」「返しては借りる」という負の連鎖を繰り返してしまいます。

この記事では、闇金の違法取り立ての手口や対処方法についてご紹介します。複数の取り立てに苦しんでいる方、今すぐ闇金と手を切りたい方は参考にしてください。

闇金の違法取り立ての手口と対処法

かつての闇金の取り立てと言えば、今よりも苛烈で「脅す」「殴る」「物を壊す」などの実際の暴力行為がよく見られました。しかし、現在では取り立ての際に暴力行為をおこなうと即逮捕されますので、言葉による暴力や脅しが中心です。しかも、債務者がもっとも嫌がることや弱みにつけ込んだ取り立て方法を常套手段として用います。

闇金は、借金申し込みの際に、債務者に身分証明書、勤務先の会社、家族の連絡先を提出させますが、この個人情報をフルに活用して違法取り立てをおこないます。その際に以下のような手口や脅し文句を用います。

闇金の違法取り立て影響
早朝・深夜に関係なく頻繁に電話する返済のプレッシャーを受ける
これから家に行くぞと脅す住めなくなる、近所迷惑になる
家族・親類に取り立てをするぞと脅す親が代わりに返済。家族・親類に迷惑がかかる。
会社に連絡するぞと脅す会社に居られなくなる。解雇される。
子供の学校に連絡すると脅すいじめに合う。転校、退学。
頼んでいない出前・宅配を送りつける精神的にまいってしまう

貸金業法という法律では、このような取り立ては禁止行為です。闇金は違法業者なので、構わずおこないますが、これらは違法行為ですので、警察・弁護士に伝えて対処方法を検討してもらう必要があります。

頻繁に電話をかけてくる場合の対処法

闇金は返済が滞ると、まずは頻繁に電話をしてきます。そして、「返さないと殺すぞ」「人間のクズ」「他から借りてでも返せ」など、様々な脅し文句を使って返済を強要します。その電話も早朝から深夜に及ぶことがあります。

債務者にとっては、頻繁に電話をされることで、常に監視されていると感じます。精神的にも追い詰められます。返済するまで、電話による脅しを繰り返すのは、定番の手口です。

【対処法】
貸金業法19条では、借金の返済で電話をしてもいい時間帯は午前9時~午後20時までと決められています。この取り立て方法自体が違法行為です。そのため、着信履歴や留守電などは必ず残しておきましょう。後々、警察、弁護士に相談する際の証拠になります。

「これから家に行くぞ」と脅された場合の対処法

闇金から「これからお前の家に行くぞ…」と言われたら、何をされるか分からないと誰もが恐怖を感じます。家族や近所にも迷惑がかかることは避けたいと考えますが、それが手口です。

【対処法】
090金融という携帯だけでやり取りをする闇金が全盛のいま、お金を借りた闇金の事務所が近場にあるというケースは少なくなっています。例えば、東京の090金融が沖縄の債務者の家に取り立てにいくのは簡単ではありません。そのため、「家に行くぞ!」というのは単なる脅しというケースも考えられます。

ただし、実際に家に押しかけてくるような闇金がいるのも事実ですので注意が必要です。家に来た場合には、何をされるか分かりませんので、必ず警察への相談が必要です。

ちなみに、貸金業法21条に「正当な理由なく債務者の家を訪問してはいけない」とされていますので、自宅に来た場合は違法行為になります。闇金が家に来た日時とそのときの対応について必ず記録を残しておきましょう。

「勤務先(会社)に電話するぞ」という脅された場合の対処法

闇金からお金を借りていることが職場にバレると、会社での自分の立場がなくなります。下手したら会社をクビになるのではと不安にかられます。

ただでさえ、借金返済で苦しい中で、会社から解雇されて収入が途絶えると、返済どころか生活ができなくなるという恐怖にかられます。そのため、闇金は「会社に連絡しないかわりに、いついつまでに返済をしろ!」という約束をさせる手口をよく使います。

【対処法】
闇金が会社に電話してきたら立場が悪くなるのは間違いありません。しかし、借金があるからと言って、クビにするのは不当解雇になります。それはさておき、まずは会社に対して、借金問題を前向きに解決しようとしている姿勢を見せる必要があります。具体的には、「現在、弁護士に相談している」ということを会社に伝えるのが良いでしょう。

また、正当な理由なく会社に電話をするのは貸金業法において禁止されている違法行為です。いつ、そのような連絡が来たのか記録を残しておきましょう。

「親や家族に取り立てをするぞ」と脅された場合の対処法

取り立て・催促が家族・親類にまでおよぶのはもっとも避けたいことです。そのため、闇金は「家族に取り立てをおこなうぞ」という脅し文句をよく使います。

実際に親や親類に連絡をして返済を促すことをおこないます。その場合、親や兄弟が法律に詳しくないと見るや、勝手に保証人に仕立て上げて返済を肩代わりさせるケースはよくあります。

【対処法】
闇金からの借金を家族や親類が返済しなければならない理由はまったくありません。そもそも闇金から借りたお金は法律上返済する必要はないのです。取り立てが親や親類に及ぶ場合には、「返済する必要が無い」ことを事前にしっかり伝えておくことです。

「子供の学校に連絡するぞ」と脅された場合の対処法

債務者に子供がいる場合、「学校に連絡するぞ」「教師・担任に返済を迫るぞ」という脅し文句もよく使われます。債務者にとって、子供の生活の場にまで影響が及ぶのは何としても避けたいという心理につけ込んだ取り立ての手口です。

【対処法】
闇金が学校に連絡することで、子供の学校生活への影響は避けられません。その影響を最小限にするためには、闇金問題の解決を弁護士に依頼することです。そして、学校に対しても弁護士から適切な方法を用いて連絡を入れてもらうのが良いでしょう。

出前・着払い商品を送り付けられた場合の対処法

頼んでもいない宅配ピザや出前が届いたり、買ってもいない商品が着払いで送られてくる、などの「送り付け」の嫌がらせもよくある手口です。また、闇金が「カミソリ」を入れた郵便物を嫌がらせのために送リ付けてくるということもあります。

このように宅配物が相次いで送りつけられると、恐怖心とともに、精神的にまいってしまいますが、それが闇金の手口です。

【対処法】
商品が届いても絶対に受け取らないことです。また、自身が頼んでいない以上、代金を払う必要はありません。自身が「売買契約」をしていないのであれば、手数料・一部代金を求められても、支払う必要は一切無いのです。送り付けが止まない場合には「国民生活センター」へ相談してみましょう。

ソフトな取り立てに騙されてはいけない

闇金の中には、ソフト闇金と言われる、従来の暴力的な取り立て方法をおこなわずに、債務者に親切な対応を装う手口の違法貸金業者がいます。

このような業者は、債務者からの返済の回収を急がずに、毎月一定の利息分だけを返済させて、細く長く利益をあげるという方法を用います。そのため、以下のような対応により債務者を安心させるのがその手口です。

  • 親切な対応を装う
  • 返済が遅れても怒らない
  • 利息だけ延々と返済させる

【対処法】
このソフト闇金にしても、利息は法定外であり、無免許業者のため、闇金であることに変わりありません。親切な貸金業者だと勘違いして長期間に渡って取引をする人がいますが、このような違法業者に返済を続けても、一向に借金が減ることはありません。ソフト闇金とは、すぐに手を切る必要があります。

闇金の取り立てで知っておくべきこと

闇金には返済は不要な理由

闇金は、このように様々な手口で返済を強要しますが、債務者が知るべきは一つです。「闇金には返済する必要はない!」ことです。闇金は下記の2つの違法行為をおこなっている業者ですので、法的に返済する必要は無いのです。

  1. 貸金業者として未登録
  2. 法定外の利息による融資

闇金は「借りたものは返せ」「返済の約束をしただろう」と、取り立ての際に一見正論を振りかざしてくることがありますが、存在自体が“違法”ですので、お金を借りても返済する必要は無いということを忘れてはいけません。

闇金の借金は自己破産はしなくてよい

闇金業者からの借金は返せなくても自己破産の必要はありません。
上記で紹介しましたが、闇金からの借金は返済する必要のない借金なのです。

そもそも、闇金は一般的な貸金業者とは異なり違法な業者なので自己破産をしたからといって取り立てをやめることは決してありません。

もし、闇金以外にも金融業者から借金している場合で、自己破産を検討している場合にはまず闇金に強い弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。

闇金の無登録営業と違法取り立ての罰則

闇金がもっとも恐れるのは警察に逮捕されて罰則を受けることです。闇金の営業・違法取り立てをおこなうと以下のような罰則を受けます。闇金は、逮捕されたくないため、できるだけ表に出ずに携帯だけで営業をおこないます。

そのため、闇金対策は法の番人である、警察、弁護士への相談が重要です。

高金利貸付・無登録営業は以下のような罰則の対象になります。

・高金利違反 ⇒ 5年以下の懲役、1千万円(法人の場合3千万円)以下の罰金(注)
・無登録営業 ⇒ 5年以下の懲役、1千万円(法人の場合1億円)以下の罰金
(注)出資法で定める貸金業者の上限金利(年29.2%)を超える利息の貸付契約を行った場合

正当な理由のない夜間の取り立て、勤務先等居宅以外への電話や訪問、第三者への弁済の要求など行ってはならない取立行為の具体例について、法律で明確にされるとともに、罰則も引き上げられました(無登録業者の行為も罰則の対象となります)。

罰則の引上げ ⇒ 2年以下の懲役、3百万円以下の罰金
(注)罰則の引上げについては、9月1日に施行

【参考】:ヤミ金融対策法が成立しました:金融庁

闇金の違法な取り立てを今すぐ止める方法

闇金への対処法は分かっても、毎日のように電話での取り立てを受けたらやはり苦しいものです。具体的な解決方法や今すぐ取り立てを止めるためには「警察に相談する」「弁護士に相談する」ことです。それぞれ、ケースごとに説明します。

警察に相談する

闇金の取り立てがエスカレートしている場合には、警察へ相談するのが適切な方法です。警察へ相談する際には、「着信履歴」「通話履歴」「留守電」「メール」などの、明らかな違法行為の証拠が必要です。

それらの証拠とあわせて、借入れと返済の入出金が分かる銀行通帳などを持参して所轄警察の生活安全課に相談しましょう。

ただし、警察の現場は様々な事件を抱えているため、事件解決のためにすぐに動いてくれないケースがあります。警察からの連絡を待っている間に、状況が悪くなり追い詰められる事態が考えられます。そのため、取り立てを早く止めたい場合には弁護士に相談するのが良いでしょう。

闇金に強い弁護士・司法書士に相談する

闇金の「取り立てを今すぐ止めたい」「闇金とは手を切りたい」という場合には弁護士への相談が適切です。弁護士に依頼すれば、その場で借入れをしているすべての闇金に電話をして、取り立ての停止を依頼してくれます。

弁護士相手でもそう簡単には引き下がらない闇金も中にはありますが、違法行為に対しての立件を示唆すれば、逮捕を恐れて取り立てをしなくなるのが一般的です。

闇金問題を弁護士に相談すれば、早いタイミングで問題は解決できます。また、場合によっては、返済したお金を取り戻してくれる可能性もあります。できるだけ、早期に相談することをおすすめします。

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