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女性が闇金を利用するリスクと被害に遭った場合の対処法

女性が闇金を利用するリスクと被害に遭った場合の対処法
この記事でわかること
  • 闇金にとって女性利用者はカモ
  • 支払いが遅れると様々な要求を受ける
  • 闇金にお金を返済する必要はない
  • 弁護士・司法書士に依頼して早く関係を断ち切るべき

コロナ禍において、パート・契約社員・派遣社員などの非正規雇用の女性の解雇や雇い止めが増えています。また、夜職(水商売)の女性も仕事が減って生活に困窮する人が増えています。

そうなると当座の生活のために借り入れの必要性に迫られますが、こうした職業の女性は一般の金融機関からは融資を受けにくいのが実情です。そのため、貸してくれる相手を選べなくなって、ついつい「個人間融資」「ソフト闇金」などに手を出してしまうケースが見られます。

その結果、闇金によって生活を破壊される事例が頻発しています。

この記事では、女性の闇金被害のよくあるケースと被害に遭った場合の適切な対処法について説明します。闇金との関係はできるだけ早く断ち切ることが大切です。

女性の利用者は闇金にカモにされる理由

闇金3社に借りてしまって、これまで何とか毎月支払いはできていたのですが、パートの仕事が減って返済に行き詰まっています。

しかも毎日催促の電話やメールが来て困っているんです。最近では「裸の画像を送れば支払いは待ってやる…」「風俗を紹介するからそこで働いて返せ…」なんて、怖い取立てに遭っているんです。どうすればいいでしょうか。

それは大変です。実は女性の利用者は闇金にとってカモなんですよ。これから、女性が闇金被害に遭いやすい理由と被害を受けたときの対処法について説明しますね。

闇金とはできるだけ早く関係を断ち切って、元の生活に戻りましょう!

まじめに返済する人が多い

闇金を利用した女性の多くは真面目にコツコツと支払いを続ける人が多いのが特徴です。一方で男性の中には、闇金からお金を借りても平気で「ジャンプ(飛ぶ)」「借りパク(逃げる)」をする人が一定数います。

しかし、女性は法外な利息を請求されても、誰にも相談せずに黙って支払う傾向が強いため、闇金にとってはカモだということが言えます。

強引な取立てに弱い

一般的に女性は相手が暴力的な態度で迫ってくると恐怖を感じるため大人しく従う傾向にあります。女性は強引な取立てに弱いということを闇金はよく理解しています。

そのため、女性に対しては特に「大声で暴言を繰り返す」「罵声を浴びせる」などにより恐怖心を植え付けることで逃げられないようにします。

「何をされるか分からない…」という恐怖から逃れるために支払いを繰り返してしまいます。

家族・職場への取立てを気にする

闇金は利用者が支払いできないと見るや、すぐに家族や職場へ嫌がらせ・取立てをします。女性にとっては、まわりに迷惑をかけられないと考えて何としてでも自分で支払って解決しようと頑張ってしまいます。

このような女性の真面目さは闇金にとっては好都合な利用者であるということが言えます。

ホストの売掛金を払うために闇金を利用する

ホストでは料金を売掛(ツケ)にすることがありますが、その金額は100万円を超えることも珍しくなく返済不能に陥る女性が大勢います。

売掛を払えないとホストが困ることになるため「担当に迷惑かけたくない」と考え、闇金を利用してでも返済しようとしてしまいます。

このような女性は何度も売掛を作り、そのたびに闇金から借りる可能性が高く「闇金にとっての良いお客さん」だと言えます。

女性の闇金被害のケース

確かに、闇金の言うままに真面目に支払いをおこなっていました。でも、やっぱり怖い相手なのでついつい従ってしまう自分がいます。さらに取立てはエスカレートするのでしょうか?

はい。女性の利用者に対しては様々な手口を用いて「お金を支払わせる」「都合良く利用する」というのが闇金です。女性ならではのよくある闇金被害のケースを説明しますね。

裸の画像を送らされる

闇金から「裸の画像をメールで送れ!そうすれば支払いを待ってやる」というように、裸の画像を要求してくることがあります。これに応じてしまうと「返済しないとネットに晒すぞ」というように弱みを付け込まれる材料になります。

ひととき融資を強要される

ひととき融資とは、女性が性交渉に応じることを条件に「融資を受ける」「支払いを待ってもらう」という悪質な手口です。闇金だけでなく個人間融資の貸し手にもこのような要求してくる者がいます。

性行為を撮影されて、それをネタにゆすられるという2次被害も相次いでいます。決して応じてはいけません。

風俗の仕事を斡旋される

闇金は「支払いができなければ風俗を紹介するからそこで働け」という強要も必ず用いる手口です。風俗店で働けば金銭的な余裕ができて支払いは可能になりますが、闇金はそこで”お客”を逃がすようなことはしません。

悪質なケースでは「違法薬物を勧める」などして、女性が苦労して稼いだお金を平気でむしり取ろうとします。

闇金は違法金融なので返済の必要はない

お話しを聞いてさらに怖くなりました。でも、どのように対処すればいいのでしょうか。見当がつかないので教えて下さい。

わかりました。詳しく説明しますね。

まず女性の方に知ってほしいのが闇金は違法金融です。出資法という法律に違反している業者ですので、そもそも借りたお金は借金には該当しないのです。そのため、利息・元金含めて支払う必要はありません。

そうなんですか。でも、やっぱり危険な相手なので支払わないと後で何をされるか…

大丈夫です。このままでは被害は大きくなるばかりですから、できるだけ早く関係を絶つことを心がけましょう。

■闇金は違法業者!支払わなくてもいい理由

  • 無登録の違法金融(届け出なしで貸金業をおこなっている)
  • 出資法違反の違法金融(法外な利息で融資をしている)
  • 取立て規制法違反(昼夜問わず催促、職場・家族への連絡)

警察はすぐに解決に動いてくれない?

闇金が「違法行為により逮捕された」という報道をニュースや新聞などで見たことがあると思います。このような記事を見たら、やはり相談相手は警察が良いと思う方は多いのではないでしょうか。

しかし、闇金が逮捕されるというのは非常に少ないというのが実情です。警察は「明らかな証拠がある」「事件性が高い」ケースでなければ重い腰を上げてくれません。

また、管轄の警察が別な事件で忙しい場合、捜査を後回しにされることもありえます。もちろん、悪質な闇金被害は警察に届け出たほうが良いでしょう。

しかし単に「取立て・催促を受けている」という場合ならば法律の専門家への依頼が早く解決できる近道と言えるでしょう。

弁護士・司法書士に相談すること

弁護士と司法書士は、様々なトラブルを法律をもとに交渉を代行できる唯一の職業です。闇金との問題においても個人に代わって交渉をおこなってくれます。

そして、闇金の取立て・嫌がらせをすぐにストップしてくれます。交渉後は依頼人に連絡を取らないように通達してくれますので、解決後は闇金から連絡が来ることはなくなります。

この弁護士・司法書士を選ぶ際には、誰でも良いわけではありません。実は闇金対応をおこなう事務所は非常に少なくないのが実情です。法律の専門家と言えど、闇金を相手に交渉するのは簡単ではないためです。当サイトで紹介する弁護士・司法書士なら任せて安心です。

費用はかかりますが、闇金との関係を断ち切るための”必要経費”と考えるとよいでしょう。後払い・分割払いにも対応しているのでまずは相談してみませんか。

生活費に困った場合の対処法

闇金との関係が終わったら次は生活の立て直しです。できるだけ借金はせずにやり直しをすることをお勧めします。街金や個人融資だと思って安心して借りたら「またもや闇金だった…」ということはありえます。

以下のような方法で支出を減らして、収入はできるだけ貯金に回すなどして生活を好転させましょう。

  • 倹約に務める(家賃、食費、交際費など)
  • 不要なものは買取り・フリマアプリで売る
  • 副業をする
  • 自治体の融資制度を利用する
  • 生活保護を検討する
  • 資格取得を検討する

また、弁護士・司法書士にあなたに合った生活設計のアドバイスをもらうと良いでしょう。

まとめ

女性は闇金にいいように利用されやすい傾向があります。我慢して支払いを続けたり、闇金の言いなりになってはいけません。

できるだけ早く闇金問題を解決するために弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。

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