高利貸しと闇金の違いは何?高利貸し業者を利用する危険性について解説

高利貸し 闇金

監修 今井 亨
/グリフィン法務事務所 代表

グリフィン法務事務所は闇金や違法金融に注力する司法書士事務所です。事務所を開設以来、全国の闇金問題を多数取り扱ってきました。解決実績は国内ではトップクラスだと自負しております。

グリフィン法務事務所は闇金や違法金融に注力する司法書士事務所です。事務所を開設以来、全国の闇金問題を多数取り扱ってきました。解決実績は国内ではトップクラスだと自負しております。

高利貸しとは“悪徳な貸金業者”の代名詞として昔からよく使われている言葉です。お金に困っている人に法外な金利で貸し付けをして、大きな利益を得る高利貸しは嫌われる対象でした。

その現代版高利貸しと言えるのが「闇金」です。

この記事では高利貸しと闇金の違い、さらには現在の高利貸しにはどのような業者があるのか、そのような貸金業者を利用する危険性についてご説明します。

高利貸しとは

高利貸しとは、その名の通り高利で融資をする貸し手のことです。かつては、高金利でお金を貸しつける業者のことをひとくくりで「高利貸し」と呼んでいました。

高利貸しは古くは、個人向けの小口融資者として、一つの町に必ず存在しました。そして、お金に困った人に超高金利で貸付けをおこない、支払いができなければ担保である土地・家屋を取り上げたり、人身売買を平気でおこなう非情な貸金業者としてのイメージがあります。

昭和に入ってからは、高利貸しはサラ金という名称で呼ばれることが多くなり、あまりその言葉は使われなくなりました。サラ金の中にはたびたび出資法違反で融資をおこない過酷な取立てをする業者がいたため、当時は高利貸し=サラ金(サラリーマン金融)でした。

しかし、過酷な取立てが社会問題化して、改正貸金業法が施行されて、貸金業者への締付けが厳しくなったことから、悪質なサラ金は減って、その言葉もあまり使われなくなりました。

法定金利と現在の高利貸し業者の金利

現在、貸金業者が高利貸しかどうかを決める定義は「法定金利」にあると言えます。法定金利とは貸金業法で定められた上限金利のことです。2016年に改正されて、現在では以下の金利が上限金利となっています。

【上限金利】
・元本100万円以上:上限年利15%
・元本10万円~100万円:上限年利18%
・元本10万円未満:上限年利20%

この金利内での貸し付けは法定内金利です。高利か低利かの判断は個人の考えによりますが、法律の範囲内ならば高利貸しとは言えないでしょう。そのため、この金利を超える違法融資ならば高利貸しと言いきることができます。

高利貸しと闇金の違い

現在の高利貸しと言えるような情け容赦ない悪徳な貸金業者が「闇金」です。ただし、闇金だけが高利貸に該当するとは必ずしも言えないようです。

高利と言っても人によって「利率」の捉え方が違うからです。年利18%の法定内で融資する街金を高利貸しと考える人もいれば、トイチ・トサンで貸し付ける闇金を高利貸しと定義する人もいます。

このように高利貸しと闇金の違いは個人がイメージする金利によって異なってきます。

現在の高利貸し業者とは

現在の高利貸しと呼べる貸金業者は以下があげられます。

中小の街金業者

街金とは、中小の金融業者のことです。貸金業者としての登録もしており、違法な融資はおこなわないため、闇金とは違います。しかし、中には過酷な取立てで非合法すれすれで悪質な方法を用いて債権回収をおこなう街金業者がいます。

零細の街金を描いた漫画「ナニワ金融道」をイメージすると分かりやすいでしょう。街金はお金に厳しい「高利貸し」に該当すると考える人は多いようです。

個人間融資

個人間融資とは、SNSやネット掲示板で知らない相手同士で融資と返済をする行為です。金融庁に未登録の業者が貸し付け行為をするのは違法ですが、あくまで「援助」「サポート」の体でお金のやり取りをおこなうためグレーゾーンとして存在します。

ここで貸し付けられるお金のほとんどは年利20%を超える違法金利ですので間違いなく高利貸しと言えるでしょう。また、個人間融資の中には個人に見せかけた闇金がたくさん存在します。

以下の記事で「個人間融資」について詳しく解説しています。

給料ファクタリング

給料ファクタリングとは、給料を担保にしてお金を貸し付けるあら手の闇金手口です。手数料と称した法外な利息で貸し付けて、支払いができなくなると利用者を追い詰めて返済を迫ります。

このような「給料を現金化」「手数料を支払うだけの融資」というような宣伝手口で勧誘するため、多くの人が闇金だと知らずに騙されて利用しています。

以下の記事で「給料ファクタリング」について詳しく解説しています。

ツケ払い・後払い現金化

ツケ払い・後払い現金化とは、実体のない商品を購入させてキャッシュバックをおこない、後で現金を支払わせるという、こちらも新手の闇金手口です。

簡単に小口のお金を調達できると安易に考えて利用する人が増加しています。実体は闇金ですので、一度利用すると様々なトラブルに巻き込まれることになります。

以下の記事で「ツケ払い・後払い現金化」について詳しく解説しています。

その他の闇金

闇金は債務者名簿を利用して勧誘をおこなう古典的な手口から、SNSやホームページなどを使って、「優しい対応で利用者から長くお金をむしり取るよう」というソフト闇金があります。現在では後者が主流になってきています。

また、闇金はさらに業態やかたちを変えて様々な悪質な違法融資をおこなっています。以下、参考例として一部ご紹介します。

・090金融:携帯電話だけを使って違法融資をする
・偽装質屋:質屋を装い違法融資をする
・自動車金融:自動車を担保に超高利で融資する
・システム金融:会社経営者を狙って手形・小切手を担保に融資する

高利貸しに借りてしまったときの対処法

悪質な高利貸しにお金を借りてしまって、返済に行き詰まった場合はできるだけ迅速に対処する必要があります。お金のトラブルは時間がかかるほど被害は増えます。

合法の高利貸しと違法高利貸しへの対処について説明します。

債務整理を検討する

一般の貸金業者から法定内金利でお金を借りたものの、返済が厳しくなったという場合は法的な借金整理である「債務整理」を検討することになります。

債務整理には借金を減額して返済できる「任意整理」「個人再生」、すべての借金が免責になる「自己破産」があります。ご自身の借金額や返済余力に応じて手続きを選ぶことになります。

債務整理をおこなう場合、一般的に弁護士・司法書士に依頼して手続きをおこないます。

「債務整理をするのは恥ずかしいこと…」だと考える人がいますが、国が認めた借金整理方法なので、返済が苦しいときには積極的に活用すべきでしょう。

弁護士・司法書士に相談する

闇金に借りた法外な利息を一生懸命支払い続ける人は大勢いますが、実は返済する必要はありません。闇金は「貸金業未登録」「法定外金利による融資」「違法な取立て」という法律に反する貸し付けをおこなっているため、そのお金は借金には該当しません。

ただし、高利貸しの相手が違法金融の闇金だった場合は、個人の力で交渉して解決するのは困難です。一度お金を借りてしまったら、トイチ・トサンというように金利は法外ですので、返済をし続けるのは難しくなります。

結果、闇金の厳しい取立てや嫌がらせなどを受けることになり、最悪は詐欺行為に加担させられたり、不当な労働を強いられることになります。

弁護士・司法書士に依頼すれば、すぐに取立てをストップしてくれます。警察は重い腰を上げてくれないケースがありますが、法律の専門家に依頼すればいち早く闇金との関係を断つことができます。

まとめ

高利貸しはいつの時代にも存在しますが、現代版高利貸しと言える闇金は巧妙かつ悪質です。「闇金」にお金を借りてしまったら、できるだけ早く解決に動くことが大切です。

専門家に相談して今すぐ関係を断ち切ることをお勧めします。

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