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夜職(水商売、風俗嬢、キャバ嬢)の人が闇金から借金するとどうなる?借りてしまったときの対処法も解説

夜職の人が闇金から借金するとどうなる?借りてしまったときの対処法も解説
この記事でわかること
  • 夜職の人が闇金からの借金を返せないと危険な仕事を強要されることが多い
  • 夜職の人も消費者金融は利用可能である
  • 闇金から借りてしまったときは弁護士への依頼が最善の解決策となる
  • 闇金以外の借金は債務整理で解決できる

キャバ嬢やホステスなど水商売に従事している方や、風俗嬢など夜の仕事(夜職)をしている方の中には、闇金から借金をしている方が意外にも少なくありません。

夜職の女性は一般的に高収入を得ている方が多いですが、それでもさまざまな事情で現金が不足することはあります。

そんなとき、夜職だと正規の貸金業者から借りようとしても審査に通りにくいため、闇金に頼ってしまう方もいます。しかし、闇金に手を出すのは非常に危険です。

この記事では、夜職(水商売、風俗嬢、キャバ嬢)の方が闇金から借金するとどうなってしまうのか、また闇金に手を出してしまったときの対処法について解説します。

他にも多額の借金を抱えているときに解決方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

夜職(水商売、風俗嬢、キャバ嬢)の人が闇金から借金するとどうなる?

夜職(水商売、風俗嬢、キャバ嬢)の方が闇金から借金すると、様々なリスクを負うことになります。

客商売をしている関係上、他の職業に就いている方よりも深刻な状況に追い込まれやすいことに注意が必要です。

法外な利息を支払わされる

闇金は、「トイチ」(10日で1割)、「トサン」(10日で3割)、「トゴ」(10日で5割)といった金利で利息の支払いを要求してきます。

年利に換算すると、トイチで年365%、トサン・トゴでは年1,000%を超えます。法律で定められた上限金利は年15~20%ですが、闇金はこのように法外な利息を要求します。

しかも闇金の場合、最初の利息を貸付時に天引きします。例えば、トサンの金利で5万円を借りた場合、3割を差し引いた3万5,000円しか入金されず、10日以内に6.5万円を返済しなければなりません。

夜職で高収入を得ている方でも、闇金に一度手を出してしまうと、法外な利息によって完済することは難しくなります。

勤務先にまで取り立てが来る

闇金への返済が遅れると、脅迫的な取り立てが行われます。夜職の方の場合、勤務先にまで闇金が取り立てに来ることもあります。

店にまで借金取りが来て脅迫されたり、居座られたりすると、店だけでなく他のお客やスタッフにまで迷惑が及んでしまうでしょう。そのため、店からクビを言い渡されることにもなりかねません。

店のホームページやご自身のSNSなどに出勤予定を掲載している場合には、闇金が店に来る可能性が高くなります。

体の関係を迫られる

夜職の女性が借金を返せないとなると、体の関係を迫る闇金は少なくありません。

仮に性交渉に応じたとしても借金が免除されるわけではありません。せいぜい、1回分の利息が免除されるか、返済を待ってもらえるだけです。

しかも、裸や性行為の模様を撮影されて、その動画像をネタとしてお金をゆすられるようなことも多々あります。

危険な仕事や違法な仕事を強要される

どうしても返済できない場合、夜職の女性に対しては危険な仕事を強要するのが闇金の常套手段です。

キャバ嬢や水商売の女性に対しては、風俗の仕事やAVへの出演などを迫ります。既に風俗嬢として働いている女性に対しては、より高収入が得られるソープランドやマニアックな風俗店での勤務、AVへの出演などを迫ることが多いです。

その他にも、携帯電話や銀行口座の譲渡、特殊詐欺の手伝いなど、違法な仕事を強要することもあります。

通常の社会生活が難しくなることもある

AVには出演者の顔を隠している作品もありますが、顔を出す作品の方が高額で売れやすいため、闇金は顔出し作品への出演を迫ります。

出演に応じてしまうと顔出しのわいせつな映像が世間に広まってしまい、家族や友人にAV女優になったことがバレてしまうことにもなりかねません。

また、携帯電話や銀行口座の譲渡、特殊詐欺の手伝いなどに応じると、違法行為だとは知らなかったとしても警察に逮捕され、刑罰を科せられることがあります。

このように、闇金に手を出したがために、通常の社会生活が難しくなってしまうおそれがあります。

夜職(水商売、風俗嬢、キャバ嬢)の人が手を出しやすい闇金の種類

闇金にもさまざまな種類があります。夜職の方が手を出すことが多い闇金の主な種類として、以下のものが挙げられます。

  • 一般的な闇金業者(090金融など)
  • ソフト闇金
  • 個人間融資

闇金業者の中には、初めから夜職の女性を返済不能に追い込み、風俗やAVの仕事に流すことを目論んでいる業者も多くあります。風俗店やAVプロダクションに女性を紹介すれば、マージンまで得られるからです。

ソフト闇金は、一般的にそこまで夜職の女性を追い込むことはしません。正規の貸金業者から借りられない女性にお金を貸し、返済方法の相談には柔軟に対応しながらも、法外な利益を得ることを目論んでいます。

個人間融資には、闇金業者が一般の個人を装って貸し付けているケースと、一般の個人が女性の体目当ての「ひととき融資」などを目論んで貸し付けているケースとがあります。

夜職(水商売、風俗嬢、キャバ嬢)の人が闇金から借金してしまう理由

夜職の方が闇金から借金してしまうことには、特有の理由があります。解決策を考える前に、闇金に手を出してしまいやすい理由を確認しておきましょう。

よくある理由は、以下のとおりです。

  • 消費者金融やクレジットカード会社の審査に通りにくい
  • 服飾品や美容にコストがかかる
  • 収入に波がある
  • お客のツケを回収できない
  • ノルマ未達のペナルティーを徴収されることがある
  • 浪費が激しい傾向がある
  • ホスト売掛金を支払えない
  • 既に借金を抱えている

最大の理由は、正規の貸金業者からの借金がしにくいことでしょう。しかし、夜職の方でも消費者金融から借りることは可能です。この点については、次項で解説します。

また、夜職の方の中には、既に多額の借金を抱えている方も多いものです。借金を返済するために闇金から借りると、逆効果になります。

借金問題の根本的な解決方法も、後ほどご紹介します。

夜職(水商売、風俗嬢、キャバ嬢)の人が正規の貸金業者から借りるコツ

一般的には消費者金融や銀行カードローンで借金をすることもおすすめできませんが、闇金から借金をするよりは安全です。早期に完済できる見込みがあるのなら、一時的に消費者金融を利用することも悪いことではありません。

ここでは、夜職の方が正規の貸金業者の審査を通過するためのコツをご紹介します。

ほとんどの貸金業者は夜職でも利用可能

まず、正規の貸金業者のほとんどは、夜職の方からの申込みも受け付けていることを知っておきましょう。一般的なOLや公務員よりも審査で不利になる傾向はありますが、安定収入があれば審査に通ります。

もし、「夜職は消費者金融や銀行カードローンの対象外だから、闇金から借りるしかない」とお考えの方がいらっしゃったら、認識を改めた方がよいです。

収入証明書を用意する

夜職の方が借金の審査に通りにくいのは、収入が不安定だと判断される傾向にあるからです。逆にいえば、安定収入があることを証明できれば、ほとんどの貸金業者で審査に通る可能性が高まります。

報酬を給料で受け取っている方は、直近数ヶ月分の給料明細を提出するとよいでしょう。個人事業主として働いている方は、基本的に前年所得の確定申告書の控えを提出することになります。

確定申告をしていない場合や過少申告をしている場合でも、報酬をもらうときに受け取った明細書や通帳などで安定収入を証明できれば、審査に通る可能性があります。

どのような資料を用意すればよいのかを、貸金業者の担当者に相談してみると良いでしょう。

在籍確認の方法を相談する

貸金業者によっては融資の際に在籍確認をおこないますが、夜職の方は夜に出勤するため、在籍確認が難しいといった問題があります。

ほとんどの貸金業者は、21時までしか電話連絡に対応していないため、それ以降の時間帯では基本的に在籍確認ができません。そのため、審査に通らないことになってしまいます。

どうしても21時までに出勤できない場合は、貸金業者の担当者に事情を伝えて相談すれば、柔軟に対応してもらえる可能性もあります。

21時以降に電話確認をしてもらえないか、書類の提出など電話以外の方法で在籍確認をしてもらえないかを相談してみましょう。

Web完結で借りられる業者を利用する

数は少ないですが、電話による在籍確認がなく、Webで審査が完了する貸金業者もあります。

書類をWebで送信する必要はありますが、Web完結で借りられる業者に申し込んでみるのもよいでしょう。

虚偽の申告はしない

貸金業者に借金を申し込む際、虚偽の申告をしてはいけません。アリバイ業者を利用して在籍確認をパスしようとするのも禁物です。

職業や収入などについて虚偽の申告をしても、確認がとれなければ審査に通りません。もし、審査に通って借金をした後に虚偽がバレると、強制解約となって一括返済を請求されます。

その場合はブラックリストにも登録され、その後5年間は正規の貸金業者を利用できなくなりますので、ご注意ください。

借金以外で生活費を確保する方法

正規の貸金業者であっても、借金してしまうと利息の負担で返済が難しくなり、多重債務に陥る可能性が高いものです。

そのため、生活費が不足する場合でも、できる限り借金以外の方法で解決することを検討しましょう。

借金以外で生活費を確保するためには、以下の方法があります。

公的な支援制度を利用する

生活困窮世帯に対する国の支援制度として、生活福祉資金貸付制度があります。条件を満たせば年1.5%程度の低金利で借入が可能で、ブラックリストなどを心配する必要もありません。

以下の4つの貸付金制度があり、借入条件や借入可能額はそれぞれ異なります。

  • 総合支援資金
  • 福祉資金
  • 教育支援資金
  • 不動産担保型生活資金

コロナ禍で生活が困窮した場合の特例貸付の受け付けは終了していますが、上記の4つは現在でも利用できます。

生活費にお困りの場合は、お住まいの都道府県の社会福祉協議会に相談してみましょう。その他にも、各自治体でさまざまな支援制度を実施していますので、お住まいの地域の役所で相談してみるとよいでしょう。

最終手段としては、生活保護を受給するという方法もあります。

安定収入が得られる仕事に転職する

夜職で収入が安定しないのであれば、安定収入が得られる他の仕事への転職を検討した方がよいかもしれません。

生活していくためには毎月一定の費用が必要となりますので、高収入ではなくても安定収入を得ることは大切です。

夜職の中には若い間にしかできない仕事もありますので、将来のことも考えれば、安定的な職を探してみるのもよいでしょう。

転職する自信がない場合には、ハローワークの職業訓練を利用するのもよいことです。受講料は無料で、給付金をもらいながら資格を取得したり、スキルを身につけたりすることも可能です。

夜職(水商売、風俗嬢、キャバ嬢)の人が闇金に手を出してしまったときの対処法

闇金に手を出してしまったときの対処法

夜職の方が闇金に手を出ししまったときは、以下の対処法で闇金と手を切るようにしましょう。

返済は拒否する

まず、闇金からの借金は返済する必要がないということを知っておきましょう。

法外な利息を伴う貸付は犯罪行為なので、契約自体が無効です。そのため、利息だけでなく元金も返済する必要はないのです。

闇金もそれを承知で、お金をむしり取るために脅迫的な取り立てや悪質な嫌がらせをしてきます。言いなりになって返済すると闇金から「カモ」と判断され、次々にお金を要求されてしまいます。

闇金と手を切るためには、「返済はしない」と決めることが第一歩です。

警察に相談する

とはいえ、闇金に返済しなければ激しい取り立てを受けてしまいます。身の危険を感じたら、すぐ警察に相談しましょう。

警察は民事の問題には立ち入りませんが、暴行や脅迫などの犯罪行為を伴う取り立てが行われている場合には対処してくれます。

既に多額の金銭を闇金に支払っている場合も「出資法違反」という犯罪が成立していますので、被害届または告訴状を提出すれば、警察が動いてくれる可能性があります。

身の安全を守るためにも、最寄りの警察署の生活安全課に相談してみましょう。

弁護士に依頼する

最も有効な対処法は、弁護士に闇金への対応を依頼することです。

弁護士から警告して交渉すれば、ほとんどの闇金は取り立てを止めます。弁護士の警告を無視して取り立てを続けることは、闇金にとって割に合わないからです。

弁護士に依頼した後は闇金に返済する必要もありませんし、場合によっては既に支払ったお金の返金手続きをとってもらえることもあります。

闇金以外にも借金を抱えているときの対処法

闇金以外にも借金を抱えている場合は、以下の方法で全面的に借金問題を解決してしまいましょう。

まずは闇金問題の解決が先決

正規の貸金業者から督促を受けているとしても、闇金問題の解決を優先させてください。

そもそも闇金からの借金は合法な借金ではありませんので、債務整理の対象となりません。また、闇金からからの借金を抱えている状態では、他の借金の債務整理ができないこともあります。

まずは、闇金問題に強い弁護士・司法書士に相談しましょう。早急に闇金に対処した上で、他の借金について債務整理の手続きをとってもらうことが可能です。

他の借金は債務整理で解決する

正規の貸金業者からの借金は、債務整理の対象となります。

債務整理とは、法律で認められた所定の手続きをとることで借金を減免してもらうことが可能な救済制度のことです。

主に任意整理・個人再生・自己破産という3種類の手続きがあります。

借入額や借入の経緯、収入・財産の状況などによって選択すべき手続きは異なりますが、適切に債務整理を行うことで、正規の貸金業者からの借金は必ず解決できます。

闇金問題や借金問題で弁護士に依頼するメリット

闇金問題を含む借金問題で困ったときは、弁護士・司法書士といった法律の専門家に相談して適切な手続きを依頼することを強くおすすめします。

専門家に相談・依頼することで、以下のメリットが得られます。

  • 最適な解決方法がわかる
  • 闇金による取り立てから解放される
  • 受任通知の送付により正規の貸金業者からの督促も止めてもらえる
  • 債務整理の手続きを一任できる
  • 闇金や貸金業者と自分でやりとりをする必要がない
  • 平和な生活を取り戻せる

闇金に手を出してしまった夜職の方は、早めに弁護士にご相談の上、適切に対処して行きましょう。

まとめ

夜職で闇金から借金をしている方は少なくありませんが、闇金側でも夜職の女性をターゲットとしていることが多いという実情もあります。

特に、正規の貸金業者から借金しにくい女性を狙ってお金を貸して返済不能に追い込み、風俗やAVの仕事に流して利益を得ることを最初から目論んでいるのです。

闇金から借金をしては絶対にいけません。もし、手を出してしまった場合は、闇金問題に強い弁護士に早めに相談し、すぐに手を切るようにしましょう。

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