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ホストの取り立てがきつい!取り立てのパターンと対処法について解説

ホストの取り立てがきつい!取り立てのパターンと対処法について解説
この記事でわかること
  • 掛けはホストにとって店からの借金のため取り立てに必死になる
  • 暴力などの実害を受けたら警察に相談するのが良い
  • 分割交渉などは弁護士に相談するのが良い

ホストに高額な飲食代を請求されて、ツケ払いにしたけれど、その後売掛金を支払えなくなるという女性客はたくさんいます。

ホストクラブの飲食代は高額なうえ、不当に上乗せして請求してくるケースも多いため、払いたくないと考える女性もいるようです。

しかし、ホストは売掛を期日までに支払うように強く要求してきます。また、支払わない女性に対しては容赦なく厳しい取り立てをおこないます。

ホストの取り立てにお困りの方も大勢いらっしゃるでしょう。そこで、この記事ではホストの取り立て方法、よくあるパターン、取り立てを受けた場合の対処法について説明します。

ホストの取り立てによって、精神的に追い詰められて病む人もいます。被害が大きくならないうちに、できるだけ早く解決することをおすすめします。

ホストが取り立てに必死になる理由とは

ホストは、来店してその場で飲食代を払えない女性客に対しては必ずツケ払いを提案してきます。このツケの代金は未収や売掛とも呼ばれますが、ホストが一時的に立て替えている体になっています。

つまり、ホストはお店に借金をして、女性客はホストに借金をしている状態です。売掛を回収しないと、ホストはお店に支払いができなくなるため、必死になって取り立てをする訳です。

一見すると、払わない方が悪い、取り立てを受けてもしょうがないという解釈もできます。

しかし、ホストは勝手に高級なボトルを入れたり、不当に売掛金を上乗せするケースも見られます。取り立ても人権やプライバシーを無視した悪質な手口を用いることもあります。

厳しい取り立てや不当な請求を受けたら、すべて受け入れたり、一人で解決しようとせず、まずは専門家に相談することが大切です。

ホストの取り立て方法

ホストは、売掛を回収するためなら、なりふり構いません。悪質な取り立てで有名なのは闇金ですが、ホストは時には闇金以上に過酷な取り立てを平気でおこないます。

以下のようなホストの取り立てに遭っているなら、できるだけ速やかに適切に対処することが必要です。

  • 鬼電・鬼LINE
  • 家に押しかけてくる
  • 暴力をふるう
  • 職場やお店に来る
  • 親に電話したり実家に押しかけてくる
  • お店に呼び出す
  • ホストが大勢で取り囲んで逃げられないようにする
  • 風俗で働けと脅す
  • 消費者金融で借金をさせられる

鬼電・鬼LINE

鬼電とは1日に何十回も電話してくることです。鬼LINEも同じように何十回もしつこくLINEにメッセージを送り付けてくることです。

ホストは返済ができなくなった女性に対して、何度も繰り返し取り立てをおこない、プレッシャーを与えて支払わせるように仕向けます。

鬼電・鬼LINEを無視すると、対面での取り立てに移行して、さらに激しく詰め寄るようになります。取り立てが始まったら、早めに弁護士に相談することが適切です。

家に押しかけてくる

ホストの取り立ては電話やLINEに留まりません。ホストは、お店の営業時間外である朝から夜までの時間を利用して、女性の家に押しかけてきます。

不在の場合には、「金返せ」「金銭泥棒」など、張り紙を貼って辱めを与えます。

また、居留守を使おうものなら、ドアをしつこく叩いたり、玄関の前に居座ったりします。器物損壊や迷惑行為があるなら、すぐに警察を呼びましょう。

暴力をふるう

ホストは支払いができない女性に対して脅すだけでは飽き足らず、暴力によって従わせようとすることもあります。殴ったり、蹴ったりすることで、恐怖を植え付けて、力づくで支払わせようとします。

売掛を払わないからといって、暴力をふるうような行為は犯罪です。ちょっとでも暴力行為を受けたら、痣や傷を写真に撮って証拠として残し、すぐに警察に相談しましょう。

職場やお店に来る

ホストは女性が嫌がることを徹底しておこないます。勤務先に来て上司や社長に肩代わりを要求したり、給料の差し押さえを申し入れたりして、関係者に対しても督促することがあります。

夜職の女性に対しては、お店の前で待ち伏せて、当日に稼いだお金を取り上げようとすることもあります。このようなトラブル回避をするためには弁護士に依頼して、接触禁止を言い渡す必要があります。

親に電話したり実家に押しかけてくる

本人が今すぐ払えないと見るや、次のターゲットは親や兄弟・姉妹など家族に向きます。実家に何度も押しかけて肩代わりを求めたり、無視すれば、親の職場にも現れて嫌がらせをすることもあります。

法律的に子供の借金を親が肩代わりする必要はありません。しかし、ホストとのトラブルに親御さんが巻き込まれた場合でも民事事件のケースでは警察は動いてくれません。

親御さんも弁護士に依頼することで、取り立てや嫌がらせを止めさせることが可能です。

お店に呼び出す

ホストは、「今後の話し合いをしたい」「イベントに協力して欲しい」など、いろいろな理由をつけてお店に来るように促してきます。情に訴えたり、泣き落としたり、来店させるためにあらゆる手を使います。

根負けしてお店に行ってしまったら最後、強引に席に座らされて、高額な飲食の注文を取らされてしまいます。しかも、その分も売掛として追加請求されるはめになります。

いくらホストに来店を促されても、お店に行くのはリスクが大きいので止めましょう。

ホストが大勢で取り囲んで逃げられないようにする

ホストは売掛を回収するためにホスト同士で連携して取り立てをおこなうことがあります。

例えば、「未収金について話しをしたい…」と連絡が来て、指定されたお店に行くと、大勢のホストが待ち構えて逃げられないようにします。そこで、金額を上乗せされた借用書を書かされたりします。

借用書を書くと、その内容に不備がなければ原則支払い義務が生じます。ですので、その場では借用書は書かない、サインしないことが大切です。

風俗で働けと脅す

売掛を払えない女性には「風俗で働いて返せ」と迫ります。すでに夜職で働いている女性にはもっと良い条件があると「出稼ぎ」や「高級風俗」を斡旋してくることもあります。

このような第三者が女性に風俗の仕事を強要したり紹介する行為は違法です。ホストの言いなりになってはいけません。

消費者金融で借金をさせられる

ホストは売掛を支払わない女性に対して実力行使を用いることがあります。その場で消費者金融に連れて行かれ、お金を借りさせられる可能性があります。

当然、そのお金は返済金として取り上げられます。また、中には闇金にお金を借りるように強要する悪質なホストもいます。そのような違法行為には応じてはいけません。

ホストの取り立ては違法なのか?

ホストの取り立ては、前述の通り、鬼電・鬼LINE、自宅に押しかけるなど、厳しいことが特徴です。しかし、「このような行為は違法ではないのか?」と思われる方も多いでしょう。

しかし、ホストは貸金業者ではないため、その取り立ては個人間の借金問題となります。違法な犯罪行為がなければ罰せられることはないのです。

ただし、以下のようなホストの取り立ては法律違反です。また、そのような行為を受けた場合、弁護士や警察に速やかに相談しましょう。

  • 暴力を振るう
  • あたり構わず大声で罵倒する
  • 家の前に座り込んで帰らない
  • 個人情報をネットに書き込む
  • 返済のために借金を強要する
  • 風俗で働かせようと仕事を斡旋する

ホストの取り立てを止めさせる方法

ホストの取り立てを止めさせる方法

ホストに売掛を作ってしまったあなたが自力で取り立てを止めさせるためには全額返済するしか方法はありません。それが難しければ、専門機関に相談して解決を図ることです。

ホストの未収問題を解決するためには以下の専門家に相談しましょう。

警察に相談する

ご承知の通り、警察は国民の安全や治安を守る国の機関です。警察は刑事事件には関与しますが、民事事件には基本介入しません。

ホスト問題では、暴力のような違法行為、犯罪行為がある場合のみ捜査に入ってくれます。警察への相談は、ご自身が受けた違法行為を証明する証拠を用意して被害届を出しましょう。

警察はホストの違法行為を確認したら、本人に厳重注意をしたり、事件によってはすぐに逮捕に踏み切ることもあります。

弁護士に依頼する

弁護士は法律の専門家ですが、民事案件のトラブルにも対応してくれます。ホストとのトラブルでお困りの女性や親御さんからの依頼を受けて、依頼人の利益を守るためにホストとの交渉を代理人となって対応してくれます。

ホストの問題では、「取り立てを止めたい」「売掛を解決したい」「ホストと縁を切りたい」といった場合に相談してみると良いでしょう。

また、「警察に相談しても、なかなか動いてくれない」といったケースも弁護士に依頼することでスピード解決が期待できます。

弁護士ができるホストへの対処法

弁護士に依頼すれば、まずは「受任通知(依頼人の代理人になったこと)」をホストに対して即座に伝えます。

それ以降、対応窓口は弁護士になるため、ホストは債務者の女性や家族、職場に対して取り立てができなくなります。

さらに弁護士は以下のような対処をおこなってくれます。

  • 売掛の減額や不払い交渉
  • 分割による支払い方法を決定
  • 女性(債務者)との接触禁止
  • 未収金以外の借金解決(債務整理)

このように弁護士は、ホストとの売掛問題だけでなく、関係解消、借金問題の解決まで対応してくれます。ただし、弁護士なら誰でもいいわけではありません。

ホストとの交渉に慣れた経験豊富な弁護士への依頼が必要です。

まとめ

ホストの取り立ては「えげつない」とは一般的によく言われることです。売掛の回収のためには、債務者である女性を徹底的に追い込むからです。

売掛が払えない場合、その取り立ては延々と続く可能性が高いです。

女性も様々な事情や経緯で売掛をしたことでしょう。しかし、売掛を払えないからといって自分を追い詰める必要はありません。

不当な飲食代を請求したり、悪質な取り立てをするホストにも大きな問題があるからです。

売掛や取り立ての悩みは、まずは弁護士に相談することをおすすめします。必ずあなたに最適な解決方法を提案してくれるでしょう。

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