知っておきたい借金返済のコツと返済で困ったときの対処法について解説

知っておきたい借金返済のコツと返済で困ったときの対処法について解説
この記事でわかること
  • 借金返済は計画的におこなう必要がある
  • 借金返済ができなくなると様々な問題が発生する
  • 返済するための借入れはやめること
  • どうしても借金の返済が困難になったら債務整理を検討すること

お金を借りるのは簡単ですが、高い利息が付いた借金を完済するのは簡単なことではありません。借金をする際には、計画的に返済することまでをしっかり考えてから借りる必要があります。

そこで、この記事では、借金返済のコツや返済ができなくなったときの対処法について解説します。借金で困っている方は、ぜひ参考になさってください。

借金返済のコツとは?

貸金業者の借金には高利の利息が付きますので、計画的に返済していかないと、どんどん金額が増えて返済が難しくなるケースがあります。まずは借金返済のコツについてご説明していきます。

返済計画を立ててから借りる

借金をするときには、毎月いくら返済するのか、どれくらいの期間で完済できるのかを計画を立ててから借入額を決めることです。

当然ながら、借金には利息がつきますので、それを踏まえて毎月の返済額と期間、総額をシミュレーションしておくことが大切です。また、自分の収入とのバランス、急な出費などに備えた上で借入れ額を算出しましょう。

ご自身の返済能力を超えた借金をすると、いずれ必ず行き詰まります。生活を脅かすような借金はできるだけ最小限に抑えることが鉄則です。

余裕のあるときに繰り上げ返済する

返済期間が長くなるというのは借金生活を続ける上で大きなリスクです。「結婚」「離婚」「退職」「怪我や病気」など、人生には予期せぬ生活の変化があります。

その際に、出費が必要になると借金を返済できないばかりか、新たな借金を作ってしまうケースがあります。

そのため、金銭的な余裕ができた際にはできるだけ繰り上げ返済をすることをおすすめします。トータルで支払う金額も減らすことができて、借金返済を早く終わらせることが可能になります。

借入先を増やさない

借金は安易に借入れを重ねることであっという間に多重債務に陥ります。借入先が増えてしまうと、毎月の支払い額がわからなくなって”どんぶり勘定”になります。

多重債務者の多くは、このように行き当たりばったりで借金と返済を繰り返す傾向があります。借入先はできるだけ増やさないことが、借金返済をスムーズに終えるコツと言えます。

収入と支出の状況を把握する・見直す

毎月の収入と支出を明らかにするとともに、決められた生活費を借金が脅かすことがないように管理が必要です。借金が収入の1/3を超えるようになると赤信号です。

アルバイト・副業などで「収入を少しでも増やす」、無駄な生活費や交際費を少なくして「支出を減らす」などして、しっかりと借金返済に当てるようにしましょう。

借金返済ができなくなったらどうなる?

貸金業者に借りたお金を返済できなくなると、相手側から様々な請求や催促が来るようになります。自分にとって不都合なことばかりで目を背けたくなりますが必ず起きることですので知っておく必要があります。

遅延損害金を請求される

借金の返済日に契約で定められた金額を返済できない場合には、貸金業者から遅延損害金を請求されます。遅延損害金とは遅延利息とも呼ばれる、延滞金の請求です。通常の利息よりも高いため、これを支払えないとあっという間に借金が膨らんでしまいます。

貸金業者の一般的な利息遅延損害金の利息
年14~18%程度年20%程度
以下の記事で「遅延損害金」について詳しく解説しています。

債権者から督促の手紙や電話が来る

借金の返済期日までに支払いができなくても、翌日以降にすぐに支払いをすれば、遅れた日数分の遅延損害金を請求される以外には大きな問題は起こりません。

しかし、連絡をしないまま延滞を続けてしまうと、債権者(消費者金融やカード会社、銀行など)から督促のハガキや封書が届くほか、電話でも取立てが来ます。家族と同居していれば、債権者からの書状にによって借金していることがバレる可能性があります。

ブラックリストに登録される

借金の滞納が61日以上続くと、金融事故としてブラックリストに登録されます。

ブラックリストとは、信用情報機関のデータに金融事故を起こしたことが登録されることです。貸金業者は、新たな借入れの申請が来たら、必ず「信用情報機関のデータベース」にアクセスして、信用情報を確認して融資の可否を判断します。

ブラックリストに登録された状態だと、審査は通らず借入はできません。また、新規でクレジットカードを作ったり、ローンを組むこともできなくなります。要するに正規の貸金業者から借入れすることは不可能になります。

一括返済を要求される

督促状に書かれてある最終の返済期日までに滞納を解消できなければ「期限の利益」を失うことになり、一括で返済請求を求められます。

期限の利益とは、「当初の契約で定められた返済期限までは返済をしなくてよい」という債務者の利益のことです。しかし、債務者が契約に違反して滞納を続けると期限の利益は失われ、ただちに残債を一括返済しなければならなくなります。

一括の返済請求が行われる時期は業者によって異なりますが、約定の返済日の1ヶ月後がひとつの目安となります。ただし、業者によっては交渉次第で数ヶ月待ってもらえるケースもあります。

裁判を起こされる

一括返済を請求されても滞納が続いた場合、貸金業者は民事裁判を起こします。遅れながらも返済を続けていれば裁判を起こされることはありませんが、放置していると数ヶ月後には裁判を起こされることが一般的です。

貸金業者が起こす裁判には通常の「訴訟」と「支払督促」の2種類があります。

訴訟の場合は簡易裁判所または地方裁判所から「訴状」という書類が届きます。この場合、裁判期日までには1~2ヶ月の期間があるので、その間に適切な対処法をとれば解決することは可能です。

しかし、簡易裁判所から「支払督促」という書類が届いたときは要注意です。この書類を受け取ると、その日から2週間以内に異議を申し立てなければ貸金業者の主張どおりの請求内容が裁判で確定してしまいます。

請求内容が確定すると、貸金業者は次の差押え手続きに進みます。

給与・資産を差押えられる

裁判手続きで確定した請求内容のことを「債務名義」といいます。貸金業者は、債務名義を取得すると差押えなどの強制執行手続きをとることが可能になります。

これにより、貸金業者から職場に連絡が行われ、給料の一部は貸金業者に直接支払われるようになります。貸金業者から職場に連絡が行くとともに、裁判所からも書類が届きます。

これにより、借金を滞納していることが勤務先にバレてしまうという不都合が生じます。また、持ち家などの不動産を所有している場合、それらの資産を差し押さえられることもあります。

借金を返せないときにやってはいけないこと

借金を返せなくなると、多くの人は慌てたり途方に暮れて、間違った対処法をとってしまいます。対処法を誤ると状況はさらに悪化し、取り返しのつかない事態に陥るおそれもあります。

借金を返せないときにやってはいけないことをご紹介します。

催促を無視すること

貸金業者からの催促を無視すると、前項でご説明したように、厳しい取立て・裁判を経て、最終的には給料や財産を差し押さえられてしまいます。

催促をされるのは嫌なものですが、それを無視し続けてもいいことはありません。まずは、貸金業者と話し合いをおこない返済できる金額や期間など妥協点を見出す努力が必要です。

返済のために借金をすること

借金を返せないときに多くの方がやってしまうのが、他の貸金業者から借りて返済金を工面することです。いわゆる”自転車操業”です。これをやってしまうとほとんどの場合、高い利息により借金は膨れ上がって返済不能に陥ってしまいます。

また、総量規制で貸金業者から借入れができなくった場合、闇金のような違法金融に手を出す人もたくさんいますが、そのような違法金融に借りると状況はますます悪くなるばかりです。返済のための借金はやってはいけません。

借金返済ができなくて困ったときの対処法

借金返済が行き詰まって困ったときの対処法とコツにについてご説明します。

親族や友人に借りる

返済のための借金は良くないと前項で説明しましたが、家族や信頼できる友人ならば話は別です。自力での返済が見込めないならば、身近にお金を借りられる人がいないか探してみましょう。

貸金業者の借金は高利ですので返済をし続けるのは大変ですが、家族や友人に低利で貸し付けてもらえば、その分負担は減ります。借金地獄から抜け出せることを期待できます。

ただし、家族・友人の信用を裏切らないためにも「借用書」を書いて、返済計画をきちんと説明したうえで依頼をすることです。

貸金業者と交渉する

貸金業者に毎月の返済額を減らしてもらう交渉をしてみましょう。業者によっては減額に応じてくれたり、一括請求を待ってくれるケースもあります。

貸金業者としては、少しでも回収したいのが本音ですので、柔軟に対応してくれる可能性があります。貸金業者と話し合うことで、その間、催促・取立ても止まりますので精神的な負担も軽減できますので、誠実に話し合うことをおすすめします。

生活コストを減らす

借金返済のためにはできるだけ生活にかかるコストを見直す必要があります。以下のように生活コストを下げることをするだけで毎月数万円の節約が可能になります。

  • 格安スマホに切り替える
  • 保険を解約する
  • 安い家賃の住居に引っ越す
  • 車を手放す、軽自動車にする

収入を増やす

節約するだけでなく、少しでも収入を増やすことができれば返済は一気に楽になります。借金があると気持ちが後ろ向きになりがちですが、前を向いて、できることから収入アップの方法を検討しましょう。

  • 副業をする
  • アルバイトをする(ダブルワーク)
  • ポイ活(ポイントを貯める)をする
  • 使わないものをフリマアプリで売却する
  • 資格を取得して転職する

債務整理を検討する

借金返済に困ったときには、債務整理をして解決する方法があります。債務整理とは、国が認めた借金整理方法で、借金を減額・返済免責ができる手続きです。

債務整理は主に3つの手続きが利用されます。

任意整理債権者と直接話し合いをして借金の支払条件を変更してもらう方法。毎月の返済額を減らせるほか、将来の利息カットができる。

任意整理とは

個人再生裁判所で認可を受けた再生計画にもとづき借金返済を行うことにより、借金全体を5分の1または100万円まで圧縮できる。

個人再生とは

自己破産裁判所に破産の決定を出してもらい、借金の支払義務を免除してもらう方法。

自己破産とは

債務整理は借金返済で悩む人にもっともおすすめできるメリットが多い手続きです。「借金が減額できる」「免責にできる」というのは、返済で苦しんでいる人にとって負担を減らす最も効果的な手続きと言えるでしょう。

ただし、債務整理にも以下のようなデメリットがありますので覚えておきましょう。

・手続きが難しいため通常は弁護士・司法書士に依頼します。これら専門家に払う報酬費用が必要になります。
・債務整理をするとブラックリストに登録されます。ブラックリストに載っている期間はローンを組んだり、新しいカードを作れません。

まとめ

借金はできるだけしない方がいいですが、どうしても借金をしなければならないこともあると思います。借金するなら返済計画を立て、早めに返してしまうようにしましょう。

借金返済が厳しくなったら、放置しないですぐに家計の見直しをすることが大切です。どうしても返済が困難な場合には、安易に貸金業者から借入れはせずに債務整理を検討しましょう。

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